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藤井聡太七段 タイトル戦第2局 渡辺明棋聖にまたもや勝利!!

藤井聡太七段 タイトル戦第2局 渡辺明棋聖にまたもや勝利、です♪

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第91期ヒューリック杯棋聖タイトル戦第2局において、現在最強の呼び声が高い渡辺明棋聖に勝利しました。

これで棋聖タイトル戦2連勝で大手をかけました。

棋聖戦は全5局で、先に3勝した方が勝ちになります。

藤井聡太七段のタイトル奪取は、かなり現実味を帯びてきたと言えます。

しかしながら2連勝の後3連敗もないわけではなく、そういうケースも良くあります。

有利には違いありませんが、一戦一戦一手一手が大切です。

一喜一憂することなく平常心で頑張ってほしいと思います。

 

今日の結果は90手での勝利。

藤井七段が後手で戦型は急戦調の矢倉システム。

 

第1局に勝利していた藤井七段、後手番の第2局では渡辺棋聖の得意戦法矢倉の出だしでした。

両者の金駒がぶっつかり合う激しい展開になりました

中盤は難解模様で、定石にない手を繰り出す藤井聡太七段に対して、渡辺棋聖は的確に受けていたように思いますが、終盤で藤井聡太七段は一気にリードを広げました。

 

実はこの定石にもない手というのが強烈なのです。

藤井七段の58手目の3一銀は、最強の将棋AIソフトに4億回先を読ませた時点では5番手にも挙がらなかったが、6億回読ませたら突如として最善手として現れる手だったそうです。

それを藤井七段は23分考えて指しました。

もちろん何億回も先を読んだわけではなく、大局観での結果だろうと言うことです。

 

この手については解説者はもちろん、控室のトップ棋士たちも、全くわけがわからずの状態だったようです。

その先輩棋士たちは、ぼうぜん自失の表情でモニターを見つめていた、とのことです。

17歳の藤井聡太七段の完璧な指し回しを前に、もはや言葉が出ない状況。

相手の渡辺三冠も頭を抱えて、「いやあ・・・」「いやあ・・・」とぼやいていたそうです。

渡辺三冠のブログには、

△31銀は全く浮かんでいませんでしたが、受け一方の手なので、他の手が上手くいかないから選んだ手なんだろうというのが第一感でした。

・・・感想戦では△31銀の場面は控室でも先手の代案無しということでしたし、控室でも同じように意表を突かれたと聞いて、そりゃそうだよなと納得したんですが、いつ不利になったのか分からないまま、気が付いたら敗勢、という将棋でした。

とありました。

これって永瀬二冠が敗戦の時に語った印象と同じですね。

いつの間にか気がついたら敗勢だったと言ってました。

なぜ負けたのかがわかりません。

実は佐々木勇気七段との順位戦でも、佐々木勇気七段が同じことを言ってました。

それぞれ負けた相手は、悪手を指した覚えがないわけです。

あそこが失敗だった、というところがなかったのですね。

 

藤井聡太七段は、たまにこう言う手を指して、みんなを驚かせるんですよ。

一昨年度は、7七同飛成と言う信じがたい手を指して升田幸三賞に選ばれています。

これもAIに時間をかけて読ませないと最善手として出てこない手でした。

日頃、研究していた手、というわけではなく、今回は23分考えて出てきた手だったのです。

日頃の研究は、将棋のレベルを上げるための研究です。

練習中も相手に手を隠すようなことはしません。

それは永瀬二冠も同じです。

ありったけの能力でギリギリまでお互いが研究し合うので伸びるのですね。

永瀬二冠は藤井聡太七段と練習対局をするようになって二つのタイトルを取りました。

また藤井聡太七段も、最近の強さは永瀬二冠との練習対局の成果もあると思います。

姑息な考えでは、Win-Win にはなれないのです。

この真摯な姿勢が、私がこの人たちを応援するベースになっていると思います。

 

最終版、勝負どころで集中力を高めた藤井聡太七段は、現在最強の渡辺棋聖に二連勝。

対局後のインタビューでは「やってみたかった作戦。積極的に動いていけた」とコメントしました。

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今日の藤井聡太七段の装いは公式戦初の着物で登場。

よく似合っており、若々しい凛とした姿が、カッコいいと思いました。

若武者と言ったいで立ちで、渡辺三冠が坊主頭なので、その対比から弁慶と牛若丸を想像しました。

「和服は着てみて思ったより快適で、普段どおりでした」との感想でした。

 

先も述べましたが、ヒューリック杯棋聖戦は、先に3勝した方がタイトル戦勝利、ということになります。

次回は7月9日(木)です。

ぜひ頑張ってタイトルを奪取して欲しいです。

 

それから王位戦七番勝負第1局が7月1日〜2日にかけて行われます(持ち時間各8時間)。

あいては木村一基王位です。

木村一基王位は47歳で17歳の藤井聡太七段とは30歳差になります。

プレッシャーは、当然、木村一基王位の方が強いと思いますが、両者熱戦を期待しつつ藤井聡太七段の勝利を願って止みません。